「某ホテル従業員がモデルとアスリートの密会をツイッターに投稿」「某スポーツメーカー販売員が来客したアスリートに対する暴言をツイッターに投稿」
今年に入って企業を巻き込む社員のネットでの不祥事が立て続けに起こりました。
社員本人がペナルティを受けるのは当然として、大きく損なわれた企業の「信頼」「イメージ」「売り上げ」の回復には莫大な時間と労力を費やさなければなりません。中小企業なら即倒産の危険も考えられます。
今の時代、就業規則の服務規程には「会社で得た情報をブログやツイッターに書き込まない」 と細かいことまで付け加えたほうがいいかもしれません。
ベテラン経営者の皆様に言わせれば「そんなこと言わなくても社会人として常識だろう」と思うことでも、
認識のまったく異なる社員がいるというのが 現実なのです。
ある会社において「茶髪禁止」を社員に伝えましたがまったく徹底できませんでした。色に対する意識が社員ごとに異なり「この髪なら大丈夫だろう」と
それぞれが自由に解釈したことが原因でした。結局「ヘアカラーの○号の色より明るいのが茶髪」と明確に定義することで、やっと徹底することができたというなんとも笑えない話があります。
これからは会社としてのコンプライアンスの取り組み、社員の教育研修を企画する上で、このような問題が起こりやすい現状を十分に加味する必要があると思います。
時代が変われば人が変わる。
人が変われば会社のリスクは変わる。
そんな一例といえるのではないでしょうか。